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2013.12.21更新

みなさんはだ液にはどういうイメージをお持ちでしょうか? あまりキレイなイメージではないかも知れませんが、そのだ液は、私たちにとってとても重要なものなのです。

なぜなら、だ液には細菌やウィルスの侵入から身体を守る重要な機能を持っているからです。逆に、だ液の量が減ってくると、むし歯や歯周病などの、口腔内の病気になりやすくなります。動物がケガをした部分を舐めるのは、ケガの部分から菌が入るのを防ぐためにだ液をつけるという、本能に紐づいた行為なのです。

他にも、唾液には鉄分と結合して最近の繁殖を抑えるアルブミンやリゾチーム、それ以外にもスリピ、ムチン、ラクトフェリン、免疫グロブリン......など、さまざまな物質が含まれていて、私たちの身体を常に守っています。また、だ液が口腔環境を直接守るだけではなく、食物と混ざり合って、食物内の活性酸素を除去する成分、食品添加物の害を防ぐ作用のある成分も含まれています。

話は逸れましたが、それではだ液が細菌やウィルスの侵入から身体を守る機能を維持するためには、どうすればよいのでしょうか? それは、間食を増やさないこと、だらだら食いをしないことです。不規則に間食をとったり、だらだらと食事をすると、口腔内が長時間にわたって不衛生になります。だ液はこの状況を改善しようとしますが、細菌の繁殖が抑えきれなくなると、細菌やウィルスを身体の中に取り込むことを許してしまうのです。

だ液はキレイなイメージが少ないですが、歯科医としては、ぜひともだ液をいっぱい出していただいて、元気な生活を送ってほしいと思っています。また、規則正しい食事を心がけていきましょう。

投稿者: かきぬま歯科クリニック

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